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イギリスドラマ 「ディケンジアン」(2015) [英ドラマ&TV]

原題:Dickensian

ディケンズの小説の登場人物たちが一堂に会し、新たなストーリーを展開するミステリードラマ。

メインとして登場するのは「大いなる遺産」「荒涼館(ブリークハウス)」「クリスマス・キャロル」「オリバー・ツイスト」あたりのキャラ達。
ディケンズ好きだし、イギリスのディケンズ原作物ドラマも好きな作品多いので、期待して見始めたんだけど、序盤はやや微妙だったかな。
登場人物多くて話がなかなか進まないし、暗くてちょっと辛気臭い。

若い女性の登場人物が原作通りなら最終的に不幸になる人ばかりなので、ドラマの展開にあまりワクワクできないのがねぇ。。
実際、原作通り、アメリア(ミス・ハヴィシャム)もオノリア(デッドロック卿夫人)も不幸に向かって突き進んでいっちゃったし。
でもこの2人が若いころ親友だったっていう設定は面白いと思った。(BBCのドラマ版でどちらもジリアン・アンダーソンが演じてるってのも面白い)
そして、とにかくコンペイソンが最初から最後まで最低すぎてめっちゃ腹立って仕方がなかったよ。
このドラマ悪人いっぱい出てくるんだけど、他が目立たなくなるぐらい最低のキャラだった。
アメリアの弟のはっきりしない感じにもイライラ。
オノリアの姉フランシスの方は同情できる(っていうかフランシスの気持ちの方がオノリアよりも理解できる)感じだったんだけどなぁ。
あと、最終話、オノリアが生んだ娘(エスター)が弁護士ジャガースに渡されたってことは、「荒涼館」だけじゃなく、「大いなる遺産」(エステラ)にも繋がるってことだよね。
終盤けっこう強引に話を畳みににかかってる感じだったけど、そこらへんは巧いなぁって思った。

もう一人の女性キャラ「オリバーツイスト」のナンシーが頭良くて魅力的でこの物語で一番好きだったな。
彼女は一応幸せのまま終わるんだけど、ただ、この先を考えるとちょっとモヤっとしてしまうね。
でもナンシーとフェイギンの疑似親子みたいな関係は良かったよ。
最近お気に入りのアントン・レッサーさん演じるフェイギンも憎めない悪役って感じで好きです。

それから「ブリークハウス」に出てた鳥おばさんがこっちにも出てる?って思ったら違う作品のキャラだったよ。
演じてるのが同じポーリーン・コリンズなんだね。(この人変わり者で可愛いおばさんorおばあちゃんの役が良く似合う)
「マーティン・チャズルウィット」(未読)に出てくるギャンプ夫人というキャラで、酒好きの看護師らしい。
これも未読な「互いの友」に出てくる足の悪いバーテンダーサイラス・ウェグとのやり取りは面白かったな。

この物語全体の柱となってる殺人事件には、正直あんまり興味が持てなかったけど、終盤一気に解決される部分は良かったと思う。
バケット警部の決断がグッジョブって感じでした。

めちゃくちゃ面白いってわけじゃないけど、ディケンズ好きならそれなりに楽しめるドラマだと思います。


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