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映画『セールスマン』(2016年イラン=フランス) [映画]

原題:FORUSHANDE/THE SALESMAN

今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督によるサスペンス映画。

小さな劇団で「セールスマンの死」の舞台に出演している役者夫婦。
引っ越したばかりの自宅で夫が不在中に妻が何者かに襲われる。
事件が表ざたになるのを嫌がり警察に通報しようとしない妻に業を煮やした夫は独自に犯人捜しを始めるが…

冒頭の住宅が崩壊しそうになるシーンからすぐに話に引き込まれる。
(それにしても大勢の人が住んでるのに何の断りもなく工事を始めちゃうって、イランでは普通なの!?)
夫婦は劇団仲間の紹介で引っ越すんだけど、その前の住人の荷物が置いたままにしてあったり、何かいわくがありそうって思ったところで、事件が起きてしまう。
事件による妻と夫の心のすれ違い、夫による犯人捜しなどが緊張感たっぷりに描かれていて見応えあり。
そしてそれが意外な方向へと向かっていく結末。
なんともやりきれない後味が残ります。

『別離』ほどではないけど緊迫感に満ちた心理サスペンスの良作でした。


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映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016年アメリカ) [映画]

原題: Manchester by the Sea

ケネス・ロナーガン監督による数々の映画賞を受賞した人間ドラマ。
主演のケイシー・アフレックがアカデミー賞の主演男優賞を受賞しています。

主人公リーが負った苦悩を、現在と過去を交差させ、細かなエピソードを積み重ねて描いていく。

昔は明るかったリーが何故こんな陰気で捻くれた性格になったのか?
兄が亡くなり故郷(マンチェスター・バイ・ザ・シー)に戻ったリー。
町の人たちの彼に対する反応から何かがこの町で何かが起きたことを感じさせ、一気に物語に引き込まれる。

そして遺言で甥っ子の後継人に指名されたことから町に留まることになったリー。
徐々に彼の過去が明らかになっていく。

その明らかになるリーの過去ってのがもう半端なく重い。
故郷に戻ったことで、リーはそのことを否応なく思い出しちゃうんだよね。
それに甥っ子がいるから、町の人とも係わらざる負えない。
でもその甥っ子との関係がリーをほんの少しだけれど暗闇から引きずりだしていく。
結局、リーは"乗り越えられない壁"にぶち当たり、甥っ子を知り合いに託して故郷を離れるけど、それでもリーが新たな1歩を踏み出したことが感じられてラストは少しほっとしました。
重い作品だけど、プレイボーイでリア充な甥っ子とのやり取りとか、ちょっぴりユーモアが感じられるのも良かったな。

リー役のケイシー・アフレックはこういう繊細な役がハマるなぁ。
特に終盤、甥っ子に「乗り越えられない」と気持ちを吐き出すシーンが素晴らしかった。
それから元妻役ミシェル・ウィリアムスとの道端での会話シーンにも圧倒されたよ。
ミシェルは薄幸な役が良く似合います。

演技もストーリーも演出もすべてが一級品。
ジワジワ心に響く良作でした。


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映画『メッセージ』(2016年アメリカ) [映画]

原題:Arrival

『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がテッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。
エイミー・アダンス、ジェレミー・レナ―、フォレスト・ウィテカー共演。

ある日、突如として地球に現れた球体型の宇宙船。
言語学者のルイーズは謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、彼らが人類に何を伝えようとしているのかを探ってくのだが…

予想以上にダークで美しいSF映画だった。
静かで淡々としていて、余計な描写がほとんどないのが新鮮。
宇宙船の形状や、宇宙人"ヘプタポッド"とのやり取り、彼らの描く円形文字なども今までにない感じで地味なんだけど引き込まれる。
そしてルイーズと彼女の娘の悲しい運命が描かれる冒頭が、終盤への伏線になっているのが上手い。
ルイーズが取ったその決断は重すぎて、めちゃくちゃ切なくなりました。

ルイーズ役のエイミー・アダムスはさらっと上手いよねー
ジェレミー・レナ―の役は別にレナ―じゃなくってもって感じだったけど、メガネ姿は新鮮でステキだったな。


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  • 出版社/メーカー: Paramount
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映画『午後8時の訪問者』(2016年ベルギー=フランス) [映画]

原題:La fille inconnue

ベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督作。

ある日の夜、診療所のドアベルが鳴るが、女医ジェニーはそのベルに応じなかった。
しかし、翌日、身元不明の少女の遺体が診療所近くで見つかり、その少女が助けを求める姿が診療所の監視カメラに収められていた...

サスペンスっていう触れ込みだったけど、罪悪感を感じたジェニーや、彼女が真相を探る中で出会う人々などの人物描写がメインになっていてダルデンヌ兄弟らしい人間ドラマになってました。
ただ、ジェニーの心理にあまり共感することができず、似たような雰囲気を持った「サンドラの週末」に比べるとイマイチに感じてしまったな。
あと、意外な真相とか犯人とかを追い求めるとちょっと肩透かしになるかも。

ジェニー役はアデル・エネルというフランスの女優さん。
芯の強さを感じさせる演技はなかなか良かった。

ダルデンヌ兄弟作常連のオリヴィエ・グルメとジェレミー・レニエも出てます。
レニエはまたまたダメな父親役だったよー


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映画『LION ライオン 25年目のただいま』(2016年オーストラリア) [映画]

原題:LION

インドで迷子となりオーストラリア夫婦の養子となった少年が、25年後google earthを使って実の母親を探し出したという実話をベースにした人間ドラマ。
デヴ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ共演。

5歳の少年サルーが迷子になって養子になるまでのくだりが前半、成長したサルーが母親を探しだすくだりが後半って感じになってる。
幼い子供が一人ぼっちで言葉も通じない大都市コルカタの喧噪の中をさまよい歩く姿が切ない。
助かるのはわかってても、めっちゃハラハラしたよー
サルー役のサニー・パワー君の無邪気で健気な演技から目が離せなかった。

一方後半はストーリー的にはやや単調。
でもサルー役デヴ・パテル(こんなイケメンだったっけ!?)と、養母役ニコール・キッドマンの演技が素晴らしくて見入ってしまう。
実の母親と養母への想いに揺れるサルーの葛藤や、実の子を産まず2人の養子を迎えた養母の覚悟。
それぞれお互いを思いあう内面が伝わってきて切なかった。

ラストはもちろんハッピーエンド。素直に感動できました。
でもお兄ちゃんはあの日に亡くなってたっていうのが悲しかったな。


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映画『T2 トレインスポッティング』(2017年イギリス) [映画]

原題:T2 Trainspotting

1996年製作のイギリス映画『トレインスポッティング』の20年ぶりとなる続編。
監督のダニー・ボイル、主演のユアン・マクレガーをはじめ、当時のスタッフが再集結しています。

大金を持ち逃げしたレントンがエディンバラに戻ってきたことから、ふたたび4人が再会し、騒動が巻き起こる。

もう20年も経つんだねぇ。
当時、イギリスのバンドや映画が好きだったのでもちろんこの映画も日本で公開された時に見てる。
その前作ほどの衝撃はないけど、皮肉とユーモアを交えテンポよく描かれていて面白かった
前作のシーンがところどろこに引用されててちょっぴり懐かしく、そして年を取るってことのほろ苦さも感じてしまったよ。
ラストも収まるところに収まる感じで良かったし、レントンがイギー・ポップの"Lust For Life"で踊って終わるっていう演出も印象的でした。

それにしても20年もたつとさすがにみんなオッサンになってるねぇ。(人のことは言えないけど)
ユアンは西欧人にしては若く見える方だと思ってたけどもう40代半ばだもんね。
でもシック・ボーイ=ジョニー・リー・ミラーは頭が寂しくなってる以外、今の方がカッコ良く見えるかも。


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  • 出版社/メーカー: 角川書店
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映画『ムーンライト』(2016年アメリカ) [映画]

原題:Moonlight

今年のアカデミー賞作品賞受賞作。
マイアミの貧困地帯に生きる黒人少年の姿を、3つの時代を通して描いた作品。
監督はバリー・ジェンキンス。

子供の頃からいじめを受け、ある時感情が爆発して刑務所に入り、その後ドラッグの売人になったシャロン。
ひ弱だった少年時代とは違い、体を鍛えマッチョになり、内面の繊細さを隠して生きている。
そんな彼が初恋の相手と再会し、少しづつ本当の自分の姿をさらけ出していく。
これって実は、一途で純粋な愛の物語なんだよね。
そしてそんなラブストーリーの底にあるのが、マイノリティの生きづらさ。
貧しい黒人でゲイであるシャロンが生きるためには本当の自分を心に閉じ込め、売人になるしかなかったっていうのがとても哀しい。
それでもラスト、ケビンといるシャロンの表情から希望が見出せて良かったです。

シャロンを演じ分けた3人の俳優の演技がとっても良かったな。
外見は違うけど、ちゃんとシャロンになってるのが素晴らしかった。

それからシャロンに影響を与えるドラッグの売人ファンが短い登場時間ながらとても印象的。
マーシャハラ・アリ(「ハウス・オブ・カード」のレミー!)はこれでアカデミー賞助演男優賞取ったんだよね。
受賞はできなかったけど、助演女優賞にノミネートされてた母親役ナオミ・ハリスの演技も凄かったよ!

アカデミー賞作品賞としては『スポットライト』以上に地味だったけど、良い作品でした。


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  • 出版社/メーカー: Lionsgate
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映画『ラ・ラ・ランド』(2016年アメリカ) [映画]

原題:LA LA LAND

『セッション』のデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル映画。
主演はエマ・ストーンとライアン・ゴズリング。
今年のアカデミー賞で監督賞、主演女優賞等6部門受賞しています。

アカデミー賞授賞式では前代未聞のハプニングがあってちょっと残念だったけど、作品自体はとっても良かった。
往年の名作を彷彿させるカラフルでロマンティックな雰囲気のミュージカル。

オープニングの大渋滞の中でのミュージカルシーンから一気に引き込まれる。
このシーンだけでも何度も見たくなるぐらい楽しかった。

その後描かれるのは女優を目指すミアと、ジャズの店を開くことを夢見るセバスチャンのロマンティックな出会いとほろ苦い別れ。
もちろんミュージカルシーンを織り交ぜて描かれていく。
ただオープニングの勢いに比べるとちょっとトーンダウンしちゃう感じかな。
主役二人は本職のミュージカル俳優やダンサーではないので、歌もダンスもちょっぴり物足りなく感じる部分があったしね。
それでも夕暮れ時の高台でのタップシーンとかプラネタリウムのシーンとか幻想的で素敵だったよ。

そして終盤、二人の"If"が描かれるラスト10分がとにかく圧巻だった。
とてつもなく美しくて切ない名シーン、素晴らしかった。

基本はビターなラブストーリーだけど、夢を追う人たちへの賛歌でもあり、後味爽やかな良作でした。

監督のチャゼルはまだ32歳なんだよねぇ。
史上最年少でのオスカー受賞ってことで、今後の活躍にも期待です。

主役のエマとライアンは『ラブ・アゲイン』でも思ったけど相性抜群だなぁ。
そして『セッション』で超怖い役だったJ・K・シモンズも出てる。
今回はチョイ役だけど、それでも存在感あったよ。

あとエンドクレジット見てコレオグラファーがマンディ・ムーアってなっててびっくり。
"SYTYCD"見てたからちょっと嬉しかったな。


Ost: La La Land

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Interscope Records
  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: CD



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映画『ドクター・ストレンジ』(2016年アメリカ) [映画]

原題:DOCTOR STRANGE

マーベル製のアメコミ映画。
不慮の事故で両手の機能を失った傲慢な性格の天才外科医が、魔術師の元で修業を積みスーパーヒーロー"ドクター・ストレンジ"として覚醒する。
監督はスコット・デリクソン、主演はドラマ「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ。

シリーズ第1作ってことで、主人公がヒーローになるまでが描かれる王道なストーリー展開。
空飛ぶマントが出てきたりと少し『ハリポタ』っぽい感じがあったり、壁が迫ってきたりする映像は『インセプション』っぽかったり。
でも、魔術を操るヒーローってのは今までにないスタイルだよね。
ストレンジの皮肉屋なキャラとか、ところどころに挟まれるユーモアとか(ビヨンセのくだりが笑えた)、なかなか見どころの多いアメコミ映画になってて面白かった。

そして、ちょっぴり"シャーロック"に似た性格の"ドクターストレンジ"にカンバーバッチさんがばっちりハマってた~
師匠エンシェント ・ワン役のティルダ・スウィントンもこの人しかいないって感じだったな。
それから悪役がマッツ・ミケルセンなのもポイント高し。
元ダンサーだけあってアクションシーンとか動きが綺麗。
変な目元メイクしててもめっちゃカッコ良かったよ!!

アメリカではヒットしたし、続編も作られそうなので楽しみだな♪





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映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(2016年イギリス) [映画]

原題:Florence Foster Jenkins

ニューヨーク社交界で名の知られたフローレンス・フォスター・ジェンキンスは音痴ながらソプラノ歌手になる夢を追い続けていた。
1944年、音楽の殿堂カーネギーホールで行われ、伝説として今なお語り継がれるフローレンスの公演を題材に描いた実話物。
監督はスティーブン・フリアーズ、主演にメリル・ストリープ。

才能が無くても人々に愛されたマダム・フローレンス。
彼女のことは全然知らなかったけど、彼女がなぜ愛されたのかがとっても良くわかる作品になっている。
もちろんお金持ちっていう部分も大きいけど、それだけじゃないんだよね。

自分では音痴であることに気付いておらず、精一杯声を張り上げて歌うフローレンス。
そんなフローレンスを支える夫シンクレア。
若い頃に元夫から梅毒をうつされたフローレンスはシンクレアと寝室を共にしておらず、さらにシンクレアには若い愛人がいて夜は愛人宅で過ごしている。
それでもシンクレアはフローレンスのことを大事に思っていて、様々なお膳立てをし、あらゆる手を使い、悪評を遠ざけ、フローレンスに夢を見させ続ける。
そんな姿がユーモラスに描かれていて楽しい。

特にフローレンスに気に入られて雇われたピアニストのコズメ・マクムーンの反応が最高。
しかもコズメ役「ビッグバンセオリー」のハワード(サイモン・ヘルバーグ)だったよ!!
あのオカッパ頭じゃないから最初気づかなかったけど、顔芸とかめちゃくちゃ可笑しかった~
ピアノも上手で、劇中でちゃんと演奏してるってのも凄いです。

終盤、フローレンスはカーネギーホールという大舞台に立つことに。
この頃には見ているこっちもフローレンスに愛着湧いていて応援したくなってるんだよね。
だからフローレンスのことを嘲笑する兵士たちに、支援者の若い後妻アグネスがぴしゃりと言ってくれてすっきりしちゃいました。(彼女も以前は笑い転げてたんだけどねー)

あと、その夜、いつもは出ていくシンクレアがフローレンスに引き止められて添い寝するシーンも良かった。
二人は普通の夫婦関係ではないけど、こういう愛のカタチもあるんだなぁってなんかジーンと来てしまった。

笑えて泣けてほっこりできる素敵な作品でした~

メリル・ストリープはやっぱ凄いなぁ。
一つ間違えればわがまま邦題の金持ちに見えちゃいそうなのに、彼女が演じるフローレンスからはそんなことを微塵も感じさせない。
チャーミングでピュアで憎めないキャラになっていてとっても魅力的だった。
音痴の演技も素晴らしかったです。

そしてちょい久々に見る気がするヒュー・グラント。
年取った感はあるけど、彼らしい役柄でめっちゃハマってた。
アグネス役ニナ・アリアンダとのスウィングダンスのシーンも最高だったよ。

満足度  :★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆

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映画『ハドソン川の奇跡』(2016年アメリカ) [映画]

原題:Sully

久々に映画館で見た映画。

2009年にアメリカニューヨークで起きた航空機事故をクリント・イーストウッド監督&トム・ハンクス主演で映画化
奇跡的に乗客乗員全員が救助され「ハドソン川の奇跡」として世界中に報道されたその事故の知られざる真実に迫る。

日本でも当時、この事故についてのニュースは大きく報じられてたけど、その後、機長がこんな風に追いつめられてたとは知らなかった。

機長のサリーは現場を知らないお偉いさんから糾弾され、葛藤しながらも、40年の経験や豊富な知識から自らの正しさを主張し、最終的にはそれを証明する。
結果は分かってるのに、不時着のシーンとか委員会でのシミュレーションのシーンとか緊迫感があって祈るような気持ちで見てしまったよ。
全体的には地味な感じだけど、とっても良く出来た作品だと思う。

サリー機長を演じたトム・ハンクスは間違いなくハマり役。
副機長役アーロン・エッカートも良かった。
あと、サリーを追いつめる事故調査委員会側の人が「GLEE」のカートパパ(マイク・オマリー)で、ムカつく役なんだけど、なんか嬉しかった。
それから同じく調査委員会側には「BREAKING BAD」のスカイラー(アンナ・ガン)もいたよ~

満足度  :★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆

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映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015年アメリカ) [映画]

原題:Trumbo

『ローマの休日』など数々の名作を生んだ脚本家ダルトン・トランボの波乱万丈な半生を描いた作品。
監督はジェイ・ローチ、主演はドラマ「ブレイキング・バッド」で数々の賞を受賞したブライアン・クランストン。
この作品でアカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされました。

トランボって人のことは全然知らなかったし、赤狩りのことも詳しくないので、とても興味深く見ることができたなぁ。
赤狩りの対象にされてしまった映画人たちの苦悩、そしてそれでも信念を曲げず権力に屈しなかったトランボの反骨精神に深く感じ入りました。
そしてトランボが最後の演説で言った「あの時代を生きた誰もが被害者だった」っていう言葉が印象に残ります。

ブライアン・クランストンの名演にも見入ってしまう。
型破りでありながらユーモアに溢れたトランボという男を体現していて素晴らしかった。
カーク・ダグラスからもらったというインコを方に乗せてる姿もユーモラスで可愛かったな。

あとB級映画のプロデューサー役のジョン・グッドマンが役柄にぴったりで、めちゃくちゃ豪快で良かったよ。


Trumbo トランボ (Blu-ray + Digital HD)

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  • 発売日: 2016/02/16
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映画『ブルックリン』(2015年アイルランド=イギリス=カナダ) [映画]

原題:Brooklyn

1950年代、アイルランドからアメリカ・ニューヨークに一人でやってきた移民の少女の青春を描く。
『ダブリン上等!』のジョン・クローリー監督作。
主演は『つぐない』のシアーシャ・ローナン。
今年のアカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされていました。

一人の少女エイリッシュが閉鎖感のある故郷から逃げ出すようにニューヨークに渡り、人との出会いによって徐々に成長していく、ただそれだけのシンプルな物語なんだけど、エイリッシュの変化から目が離せなかった。
田舎のおとなしい少女が恋をして、一時は家族や故郷への思いに葛藤し迷いながらも、愛する人のいる新天地と戻っていく、そんなエイリッシュの心の変化を繊細に演じたシアーシャ・ローナンがとっても魅力的な作品だったな。

脚本は『17歳の肖像』でも脚本を務めた、小説家のニック・ホーンビィなんですね。
あちらの作品も少女の成長物語だったなぁ。(あちらほのうが苦味が強いけど)
男性なのに女性の心を描くのがとっても旨いなぁって思う。

そして50年代のファッションやニューヨークの街並みも鮮やかな色使いで素敵で見ているだけで楽しめました~

満足度  :★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆


Brooklyn

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  • 出版社/メーカー: 20TH CENTURY FOX
  • メディア: DVD



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映画『ルーム』(2015年アイルランド=カナダ) [映画]

原題:Room

アイルランド出身の作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説を「FRANK フランク」のレニー・アブラハムソン監督が映画化。
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、そこから脱出し、外の世界に適応していく過程を描いたドラマ。
主演のブリー・ラーソンが今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

見ていて胸が苦しくなってくる作品だったなぁ。
監禁されてる時の苦しさはもちろんなんだけど、外に出られたからと言って簡単にハッピーになれる訳ではないのがなんとも。
まだ6歳のジャックは最初は戸惑いながらも、子供ならではの柔軟さで徐々に外の世界になじんでいくんだけど、ジョイは失った時間の大きさに呆然とし、マスコミに追い回されたり、心無い言葉をかけられたりで、葛藤し追い詰められていくんだよね。
ジョイの苦悩が伝わってきてとても切なかった。
それでもラストには子供(ジャック)の存在によって希望を感じられたのが良かったです。

ジョイ役のブリー・ラーソンは『ショート・ターム』時から巧かったけど、この作品でも壮絶な境遇に置かれた女性をリアルかつ繊細に演じていて素晴らしい!
そして子役のジェイコブ・トレンブレイ君の自然な演技にも脱帽でした。

満足度  :★★★★☆
おすすめ度:★★★☆☆


ROOM

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2016
  • メディア: DVD



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映画『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年アメリカ) [映画]

原題:The Revenant

レオナルド・ディカプリオとアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組んだ作品。
アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、撮影賞の3部門を受賞しています。
実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描く。

レオ様ようやくオスカー取れたね~
死の淵に立ちながらも、復讐の為、そして息子の為に過酷な状況を生き抜いていく男の姿を圧巻の演技で魅せてくれる。
セリフは少ないんだけど、表情や動きですべてが伝わってくる演技、素晴らしかったです。
あと熊との格闘シーンがリアルで凄かったなぁ。
そして、レオ様に対するトム・ハーディの嫌な奴っぷりも最高だった。

作品としては賛否が割れてる感じだけど、でも私は嫌いじゃないなぁっていうかむしろけっこう好き。
この作品2時間30分もあるのに、全然長さを感じなかったもの。
復讐譚が前面に描かれながらも、その奥底にある父と息子の物語がしっかりと伝わってきて見応えあった。

それからエマニュエル・ルベツキによる映像が文句なしの素晴らしさ!(オスカー3年連続受賞ってすごい。)
今回、初めてIMAXの劇場で見たこともあり、スケール感あふれる美しい映像に圧倒されたよ。
自然光だけでこれだけのものが撮れるなんて凄いです!

満足度  :★★★★☆
おすすめ度:★★☆☆☆





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